焦点距離と画角、レンズの呼び方 〜 超広角・広角・標準・望遠・超望遠 〜
- 投稿:2017年11月29日
- カテゴリ:写真の用語
Contents
焦点距離とは?
レンズの主点(光学的な中心点)から焦点までの距離。
デジタルカメラの場合、焦点に撮像素子がくるとピントが合うことになる。
距離はmm(ミリメートル)で表す。
画角とは?
写真に写る範囲を角度で表したもの。
次のように、焦点距離との関係で、変わってくる。
焦点距離と画角の関係
焦点距離と画角の関係は以下のようになっている。
主点と撮像素子の関係で焦点距離の長短により画角が変わってくる。
- 焦点距離が長い=画角が狭い
- 焦点距離が短い=画角が広い
レンズの呼び方
明確な基準はないそうですが、以下のように呼ばれている事が多い。
なお、APS-C(キャノン)は1.6倍、APS-C(その他)は1.5倍、マイクロフォーサーズは2倍で計算している。
超広角
- フルサイズ(35mm)換算で24mm以下のレンズ
- APS-C(キャノン)では15mm以下のレンズ
- APS-C(その他)で16mm以下のレンズ
- マイクロフォーサーズで12mm以下のレンズ
広角
- フルサイズ(35mm)換算で35mm以下のレンズ
- APS-C(キャノン)では21mm以下のレンズ
- APS-C(その他)で23mm以下のレンズ
- マイクロフォーサーズで17mm以下のレンズ
標準
- フルサイズ(35mm)換算で50mm前後のレンズ
- APS-C(キャノン)では31mm前後のレンズ
- APS-C(その他)で33mm前後のレンズ
- マイクロフォーサーズで25mm前後のレンズ
中望遠
- フルサイズ(35mm)換算で70mmから120mmくらいのレンズ
- APS-C(キャノン)では43mmから75mmくらいのレンズ
- APS-C(その他)で46mmから80mmくらいのレンズ
- マイクロフォーサーズで35mmから60mmくらいのレンズ
望遠
- フルサイズ(35mm)換算で135mmから300mmくらいのレンズ
- APS-C(キャノン)では84mmから187mmくらいのレンズ
- APS-C(その他)で90mmから200mmくらいのレンズ
- マイクロフォーサーズで67mmから150mmくらいのレンズ
超望遠
- フルサイズ(35mm)換算で400mm以上のレンズ
- APS-C(キャノン)では250mm以上のレンズ
- APS-C(その他)で266mm以上のレンズ
- マイクロフォーサーズで200mm以上のレンズ
関連項目
写真の撮れ方
焦点距離の異なるレンズの作用によって、ピントやボケに関係する被写界深度、遠近感に関係する圧縮効果やパースペクティブなど、写真の撮れ方が変わってくる。
被写界深度、圧縮効果とパースペクティブでそれぞれお話しています。
撮像素子との関係
フルサイズ(35mm)、APS-C、マイクロフォーサーズなど、撮像素子のサイズとの関係で、レンズの焦点距離と撮影時の焦点距離は変わってくる。
撮像素子のサイズとの関係については、撮像素子(イメージセンサー)のサイズと違いについてでお話しています。
タグ:テレ, レンズ, ワイド, 広角, 望遠, 焦点距離, 画角
広告枠・・・広告やリンク先の保証はしません | |
---|---|