絞りと絞り羽根
- 投稿:2018年08月13日
- カテゴリ:写真の用語
被写界深度 ~ ボケとパンフォーカス(ディープフォーカス) ~の話で、「絞り」により、ボケやパンフォーカスになるという話をしました。
今回は、その「絞り」と絞りを実現している「絞り羽根」の話をします。
目次
絞りとは?
「絞り」とは、カメラに入る光の量を調整するための数値です。
「f値」とも呼ばれています。
レンズ内の「絞り羽根」を利用して、カメラに入る光の量を調整します。
絞り羽根とは?
「絞り羽根」とは、レンズ内で、カメラのセンサー(フィルム)に当たる光を調整するために付けられた羽根です。
一眼レフカメラのレンズには搭載されています。
メーカーにより違いがありますが、一般的に数枚もしくは十数枚程の黒色の物理的な絞り羽根が搭載されています。
カメラのダイヤルなどを動かす度にレンズ内の羽根が開いたり閉じたりして、羽根の様相が変化していきます。
そのような絞り羽根が搭載されているのは、実は人間の目の構造と非常によく通ずる事が関係しており、人間の目は暗い所では瞳孔を大きく開いてできるだけ多くの光を網膜に取り入れようとします。
一方、太陽の下など明るい所では光をたくさん取り入れる必要が無いので、瞳孔を小さくして取り込む光の量を小さくします。
カメラでも同じように、ダイヤルで絞りを操作して広く広げてあげると暗い所でも明るく撮れるようになります。
単位は?
「絞り」は、「f値」で表現されます。
レンズのカタログを見ると、「1」「1.4」「2」「2.8」「4」「5.6」「8」「11」「16」「22」などという数字が良く出てきます。
数字の意味は?
この数字、絞り羽根のところでお話しましたとおり、光の量に関係します。
具体的には、左に1つずれると、カメラに入る光の量が2倍になります。
逆に右に1つずれると、カメラに入る光の量が1/2倍になります。
なんだか覚えずらい数字ではあるのですが、これは、ルート2(√2)倍していった数値だからです。
説明を簡単にするために、f値を四角の一辺と考えてみましょう。
四角の面積は縦×横で計算できますから、それぞれがルート2(√2)倍されると、面積は、
縦のルート2(√2)倍×横のルート2(√2)倍=縦×横の2倍
となり、2倍になることがわかります。
ということで、覚えずらい数字の並びになっています。
電卓などで計算すると(人によってはしなくても・・・)、わかりますが、「1.4」や「5.6」、「11」などのような、きりの良い数字にはなりません。
もともと、「絞り羽根」でできる形は、四角ではないですから。
レンズの設計でほぼ2倍になるように絞り羽根の形が作られているので、大体の目安と考えて頂ければよさそうです。
最初にお話したように、ボケやパンフォーカスに関係します。
関係性は、被写界深度 ~ ボケとパンフォーカス(ディープフォーカス) ~でお話していますので、ご覧下さい。
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