撮影時に気にしたい光の射す方向について


写真を撮る時には、光がどの位置から射し込んでいるかを考えておかないと、写真が暗くなったり、明るすぎたりします。
今回は、写真の良し悪しに影響が大きい、光の方向について調べてみました。

光の方向

光の方向によって、撮影時の被写体は大きく分けると、次の5種類に分類できます。

  1. 順光
  2. 逆光
  3. 斜光
  4. トップライト
  5. サイドライト

順光

順光は、被写体の正面から射す光で、撮影する側が光源をにしている位置です。
影が写真に写りにくい後ろ側に出ます。
光にはっきり照らされることで、色や形が鮮やかに出るのが特徴です。
ただし、影が少なくなることで立体感や奥行きに欠ける印象を与えることもあり、被写体によっては単調になりがちです。
よく使われるシーンとしては、人物を明るくはっきり撮影する場合で、シワや毛穴を目立たせない効果も期待できます。

逆光

逆光は、被写体の後ろから射す光で、撮影する側が光源を正面にしている位置です。
で、被写体自身の影が手前側に現れます。
人物を撮影する場合、顔が暗くなってしまうので、影を上手に工夫する必要があります。
料理や花などの撮影では、瑞々しさツヤ、透過光による透明感を表現することができるため、おすすめとされています。

斜光

斜光は、被写体の斜めから射し込む光でです。
斜めであれば、順光のように撮影する側が光源をであろうが、逆光のように正面であろうが、社交と呼ぶようです。
くっきり捉えることから、立体感が出しやすいのが特徴です。
「順光寄り」か「逆光寄り」かなどにより光量を調整できるため、光と影のバランスが取りやすく、様々なシーンでの撮影に適しています。

トップライト

トップライトは、被写体の真上から射し込む光です。
室内の電灯や昼の太陽光に代表される光で、影が下に出ます。
人物を撮影する場合、顔や首に影が出やすくなるので、工夫する必要があります。

サイドライト

サイドライトは、被写体の真横から差し込む光で、光源が右なら左と逆側に影ができます。
室内でのライトアップや「日の出・日の入り」時の太陽光に代表される光です。
左右で明暗が判れるような写真となるため、コントラストを強くしたいときにおすすめとされています。

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