カメラの設置本格的な撮影にはカメラの設置が重要 ~ 三脚・一脚について ~


カメラの撮影テクニックにある程度馴れて、中級レベルとは言わないまでも、初心者を脱却するようにになるとカメラ以外の機材が欲しくなります。
フィルタやストロボなども魅力的ですが、今回は、カメラの設置に重要な三脚や一脚について、お話をします。

三脚・一脚

三脚や一脚が必要な理由

どちらもカメラを支えるための機材で、撮影のシチュエーションによっては必須といえます。
カメラを支えるための機材がなぜ必須かというと、次のような大切な用途があるからです。

  1. 腕の疲労
  2. 手ブレの抑制
  3. セルフタイマー

腕の疲労

カメラを支え続けなくていいのは腕の疲労がかなり軽減されます。
動物を被写体とした撮影の場合、いつシャッターチャンスが来るかわかりません。
カメラを持ったままで待機するのはかなり大変です。
三脚にしても一脚にしても、カメラやレンズなどの腕にかかる重量を軽減してくれるので、楽に待つことができます。

手ブレの抑制

腕の疲労と関連しますが、手ブレを抑えやすいのも三脚や一脚を使用する目的のひとつです。
三脚はカメラの位置が固定されます。
それに対し、一脚は前後左右のブレには効果がありませんが、上下のブレを抑止できます。

セルフタイマー

三脚のみに適した目的として、セルフタイマー撮影やリモートスイッチ撮影がやりやすくなるメリットがあります。
一脚では手を離すと倒れてしまいますが、三脚はその名の通り3本の足でカメラを固定しますので、手を放しても大丈夫です。
言い換えると、手を離すことが可能になるとも言えます。
手を離せるので、セルフタイマーやリモートスイッチを使っての撮影ができるのです。

選び方の注意点

足の長さや素材の違いによる重量の差に注意して機材を選択しましょう。

一脚

一脚は三脚ほどの安定性はありませんが、カメラなどの重量をかなり軽減できます。
また、傾斜地など三脚を使いにくい場所でも問題ありません。
固定できないため、手を離すことがないので、三脚に比べると、対応重量に対して注意する度合いは減ります。

三脚

安定性があります。
一脚と同じく、カメラなどの重量をかなり軽減できます。
固定した場合、完全に手を離すことがあるので、対応重量に対して注意しないといけないです。
対応していない重量だと、カメラが倒れるなど、カメラやレンズなどに重大な悪影響を与えます。

雲台

雲台はカメラと三脚(一脚)を接続するパーツで、カメラの向きや角度を変えるために使います。
とっさに手持ち撮影に切り替えられるように工夫された雲台もあります。



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