撮影では避けたい・・・つぶれと白飛びについて


外出自粛と言われるようになり、外での撮影を控えていたせいか、室内での撮影をしたくなりました。
室内での撮影をしたところ、色飽和?と感じるような写真になったので、少し調べてみました。

つぶれと白飛び

光の量による現象のため、「つぶれ」と「白飛び」の基本的な考え方は、同じです。
どちらも露出補正に失敗したのが原因のようです。
それぞれの現象や原因、対策についてのまとめです。

つぶれ

現象

見た目には存在感やディティールがあるはずなのに、写真では暗い部分が真っ黒になってしまうこと。
シャドーのつぶれ」とも呼ばれるそうです。

原因

原因は次の2種類あるそうです。

  • 明るい部分の光が強く、暗い部分の差が写らない
  • 露出アンダーで、暗い部分の差が写らない

明るい部分の光が強く、暗い部分の差が写らない

デジタルカメラのセンサーやフィルムは、光を受けて映像にします。
明るい部分の光が強すぎると、暗い部分の光の差を受け取れない「設定や状態」が起こります。
その結果、「真っ黒」になるのです。

露出アンダーで、暗い部分の差が写らない

露出アンダーの場合、全体的に暗くなるため、暗い部分がより暗くなります。
その結果、「真っ黒」になるのです。

対策

対策は、原因により真逆になります。

明るい部分の光が強く、暗い部分の差が写らない

強い光が原因ですから、光をやわらげればよいのです。
具体的には、露出マイナス補正します。
他には、条件は付きますが、次のような方法もあります。

  1. 絞りを絞る
  2. シャッター速度を早くする
  3. 高感度(高ISO)で撮影する

「絞り」や「シャッター速度」の2つはボケや写り方など、露出以上に、写真の表現に影響がでます。
また、「高感度(高ISO)」での撮影は、砂嵐のようなざらついた感じになることもあります。
このため、つぶれ対策として使えない場合もあります。

露出アンダーで、暗い部分の差が写らない

もう一つの原因とは逆に、光が弱いことが原因ですから、光を強めればよいのです。
具体的には、露出プラス補正します。
条件付きの方法も同じくあります。

  1. 絞りを開く
  2. シャッター速度を遅くする
  3. 高感度(高ISO)で撮影する

つぶれ対策として使えない場合があることも同じです。

白飛び

現象

見た目には存在感やディティールがあるはずなのに、写真では暗い部分が真っ白になってしまうこと。
ハイライトのつぶれ」とも呼ばれるそうです。

原因

原因は次の2種類あるそうです。

  • 明るい部分の光が強く、明るい部分の差が写らない
  • 露出オーバーで、明るい部分の差が写らない

明るい部分の光が強く、明るい部分の差が写らない

デジタルカメラのセンサーやフィルムは、光を受けて映像にします。
明るい部分の光が強すぎると、明るい部分の光の差を受け取れない「設定や状態」が起こります。
その結果、「真っ白」になるのです。

露出オーバーで、明るい部分の差が写らない

露出オーバーの場合、全体的に明るくなるため、明るい部分がよりより明るくなります。
その結果、「真っ白」になるのです。

対策

「つぶれ」とは異なり、対策は、原因によって変わらず、同じになります。

明るい部分の光が強く、明るい部分の差が写らない

強い光が原因ですから、光をやわらげればよいのです。
具体的には、露出マイナス補正します。
他には、条件は付きますが、次のような方法もあります。

  1. 絞りを絞る
  2. シャッター速度を早くする
  3. 高感度(高ISO)で撮影する

「絞り」や「シャッター速度」の2つはボケや写り方など、露出以上に、写真の表現に影響がでます。
また、「高感度(高ISO)」での撮影は、砂嵐のようなざらついた感じになることもあります。
このため、白飛び対策として使えない場合もあります。

露出オーバーで、明るい部分の差が写らない

露出オーバーが原因ですから、光を弱めればよいのです。
具体的には、露出マイナス補正します。
条件付きの方法も同じくあります。

  1. 絞りを絞る
  2. シャッター速度を早くする
  3. 高感度(高ISO)で撮影する

白飛び対策として使えない場合があることも同じです。



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